夫さん、男の浪漫を訴える

SPY/槇原敬之

 

おめかしと言うよりちょっと、若作りに近い服で

 

出会った頃なら　きっと威嚇してた

 

ひょっとしたら別の女と会ってたりして

 

後で匂いを嗅いでみよう　猫心に火がついた

 

だけど信じてる信じてる夫さんを信じてる

 

3人の日々が大丈夫だと背中を押す

 

司令は下された

 

私は茶色と白と黒の毛皮に身を固めたスパイ

 

 

皆さん、お久しぶりですね。

 

また、ブログって言うお仕事を忘れていたのよ。

 

何故か、わたしのライフスタイルに入ってこないのよね、ブログって。

 

そう言えば、我孫子の街が少しずつ変わって来ているみたいね。

 

新しい道が開通したり、道の駅（柏）って言うのが大きくなったり、お店も増えたりしているって妻さんから聞いたのよ。

 

わたしも行ってみたいわね。

 

そう言えば、1ヶ月以上前の事になるんだけど、夫さんが怪しい行動をしていたのよ。

 

4月後半の日曜日の夜、25時30分ぐらいに夫さんがこっそり洋服に着替え始めたんです。

 

そして、妻さんとわたしを起こさないように、こっそりと家を出て行ったのよ。

 

しかも、オーバーオールって言う若者が着る奴をおじさんが着てるのよ！

 

どう思います？

 

そんな事より、深夜1時３０分にオーバーオールに着替えたおじさんが妻と猫に隠れて出かけていくって怪し過ぎるわよね？

 

何処に行ったのかしら？

 

若作りおじさんを相手にしてくれる女性がいるとは思えないし…

 

なんて思っていたら、若作りおじさんがこっそり帰って来ました。

 

1時間もしないで帰って来たから、散歩かしら…

 

若作りおじさんはオーバーオールからパジャマに着替えて、何事も無かったように…いや、少し鼻息を荒くして眠りについたのでした。

 

そして朝。

 

何事も無かったように妻さんに挨拶をする夫さん。

 

いくら鈍感な妻さんだって、昨夜の不審な動きに気がついているはず！

 

どんな雷が落ちるのかとハラハラしながら2人を見ていたら「新しい道路どうだった？」と妻さんが言いました。

 

「1番を取られた…でも！2番目に通ったんだよ！」と、昨夜の鼻息を更に荒くして続けます。

 

「でもね、1番は取られたけど、1往復半して来たんだ！」

 

はて？

 

おじさんが何か興奮していますね。

 

2人の会話をまとめると、

 

我孫子のセブンイレブン緑店から手賀沼公園に繋がる道路が昨夜の２時に開通

　　↓

1番に通過したかったが、惜しくも2番目に通過

　　↓

悔しいから1往復半する

 

と言う事みたい。

 

どうやら、新しい道路を1番目に通りたかっけど、残念ながら2番目になってしまった、というわけ。

 

そう言えば「一緒に行こうよ」と妻さんを誘っていたけど「絶対に嫌」と一蹴されていたのは、この事だったのね。

 

それは嫌に決まっていますよね？

 

「男の浪漫だ！」なんて言われても、女のわたし達には1ミリも興味はないのよ。

 

わたしが興味があるのは、ご飯と野鳥と妻さんだけ。

 

さてと、とっても長くなったから、夫さんの言葉で終わりにしましょう。

 

皆さん、聞き流して構いませんからね。

 

『新しい道を通る時“イロドリの夫が2番目に通ったんだ”と思いながら走ってください！』

 

もう一つ！

 

『1番目に1往復半したのはイロドリの夫です！』

 

どうでも良いですね…では、にゃお！