イロドリの由来

わたしは猫なのです。名前はもちこ。

 

どこで生まれたかは、知っています。

 

確か、春日部という土地でニャーニャーと泣いていた事もしっかりと記憶しています…

 

まぁ、そんな文豪の真似はこれぐらいにしておきましょう。

 

今日は、わたしたちのお店の名前「イロドリ」についてお話ししようと思っているのです。

 

お店の主である夫さんと妻さんは「美容室を開業しよう！」と言い出した当初から名前は決めていたみたいです。

 

でも、誰かに「お店の名前は決まっているんですか？」と聞かれても「まぁ、なんとなくは…やっぱりまだ決まってないかなぁ」なんて恥ずかしがって、隠していたんです。

 

つい先月ぐらいまで！

 

多分、1年ぐらいは誰にも言わずに、2人はモジモジしていたんですよ。

いい歳した大人なのに。

 

猫のわたしには、全く理解できません。

 

そうそう。

わたしの名前も、わたしがこの世にポコンと生まれくるよりもずっと前に決まっていたんですって。

 

行動力は無いのに、名前を決めるのだけは早い2人なんですよ。

 

まぁ「まだ見ぬもちこ」って言いながら、わたしの誕生を待ちわびてくれていた事は嬉しいですけどね。

 

そんな事より、イロドリと言う名前でしたね。

 

この名前を思いついた（←どこにでもある名前ですけどね）のは妻さんでした。

 

もともと、西洋の名前じゃなく、日本語の名前にしよう！とは言っていたようです。

 

イロドリの由来というか、言いたいことは、きっと想像されている通りだと思います。

2人曰く。

 

イロドリに来た人を笑顔にしたい

 

その笑顔がその人の周りの人にもイロドリを加える

 

それが嬉しくてわたしたちも笑顔になり、またイロドリが増える…

 

そんな場所になったらいいな。

 

どこかで聞いたことがあると思ったあなた。

（確かmr.childrenさんに彩りって曲があったような…）

 

そこは気づかないふりをするのが人間の嗜みです。

 

どうか、素直に「素敵ですね！」なんて言ってあげてください。

 

ちなみに、わたしの体は三毛ってやつで、シロ、チャイロ、クロと、とってもイロドリ豊かなんですよ。

 

ちょっとした自慢です。

 

もちろん「素敵ですね！」って言ってもらえると、嬉しくてゴロゴロ言っちゃいますよ。

 

まぁ、お店の名前の由来は想像通りでしたね。

 

でも、あのノンビリした2人なら叶えられるんじゃないかしらん、と猫のわたしは勝手に思っているのです。

 

飼い猫の欲目かしら。

 

では、今日も頑張り過ぎたから、妻さんにチャオちゅーるをいただいてから、眠る事にしますね。

 

では、にゃお。